2013年2月2日土曜日

阪堺鉄道<浪花>




 (画像はサブロクに改軌後の南海鉄道時代)
今日の古典機 2012/02/02  阪堺鉄道<浪花>




英国型、アメリカ型ときたらドイツ型しかないでしょう。ドイツ型といえばコッペルやクラウスが有名ですが、
このメーカーも歴史に残る素晴らしい機関車を多数生み出したメーカーです。覚えずらいかもしれませんが。。
ホーヘンツォレルン(HOHENZOLLERN) 社が1883・93年に導入した2フィート9インチ(838mm)用のBタンク。
路面軌道用の機関車のため、走行部はスカートで覆われ、シリンダーが内側式。
整備は大変だったのではないかと思われます。(弁装置はジョイ式)
因みに阪堺鉄道では機関車を名称で識別しており「浪花(なにわ)」「住江(すみのえ)」「吾妻(あずま)」「大江」
と名づけられていたそうです。
阪堺鉄道が南海鉄道に事業譲渡され路線改軌されるにあたって、改軌(1063mmに)と動輪径を大きくする改造が行われました。
南海鉄道で活躍後は八幡製鉄所に譲渡されましたが、八幡製鉄所名物?の魔改造工場で、醜い悲惨な外見に改造されて生涯を終えました。


838mm軌間でまだ原型を保っているときの画像です。キャブ下ステップの数にも注目。

ドイツ形の機能美も何もかもが失せてしまった八幡製鉄所時代の末期。
ひとことコメント:   ドイツ型を探そうと思ったときに自分の中で浮かんだのがこの機関車でした。
国鉄系統とは違うごく小さい地方私鉄用の機関車ですが、大変奇抜な形態で好みが分かれるのではないかと思います。
最近、16番で模型も発売されましたし知名度は高い機関車なのかな、と思います。



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